どろんこ祭り‼︎ 想い⑦

森びび運営部

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想い⑥の”お茶碗づくり”は、愛知県常滑市にある山源陶苑( @tokonamestore )の代表・鯉江優次さんが島田市まで来てくれます。
前回ヨハク社さん( @yohaku_sha )で開催したときは60名以上参加の大盛況!
今回は子どものみの募集ですが、まだ数枠空いていますのでぜひご参加ください(^^)

本日は、鯉江さんのお話をさせてください。

一年ほど前、工房を見学させていただく機会があり、
今活動されていることについて伺いました。

そのうちのひとつである「世界にひとつだけのお茶碗プロジェクト」は、
私たちにとってかなりの衝撃でした。

このプロジェクトは、ある時知り合いの方からの一言で始まったそうです。

「お店でお茶碗つくれましたっけ?」
「作れますよ」
「息子がお茶碗割ったしまったんだけど、買いに行こうと息子に言ったら、自分で作りたいっていうから」
この会話で、カミナリに打たれたように、
「これだと!!!」
即行動に移し、翌日、鯉江さんや子供たちがお世話になった近くの幼稚園にお茶碗作りをさせてほしいと打診し、行えるようになったそうです。

これが「世界に一つだけのお茶碗プロジェクト」の始まりでした。

伝統産業である常滑焼を根付かせたい。
この地で自分のできることとは、と考えていたときのことだったそうです。
2017年よりスタートし、現在子どもたちに届けたお茶碗は、約1700名にもなるそうです。

その活動はどんどん広がり、
今では幼稚園・保育園、常滑市全小学校(毎年一学年のみ)でお茶碗作りを行い、
1日だけですが学校給食を食べてもらっているそうです。
この4年間、自分で作ったお茶碗で給食を食べる日は、残飯0。
お茶碗は、80%を超える子供たちが家で使ってくれています。
お母さん方からは、ご飯をたくさん食べるようになった、自分でご飯をよそうようになった、お茶碗自慢を子供がして家族の会話が生まれているそうです。

 こどもたちのため
 産地のため
 未来のため
 個人の願いの枠を超えた想いをつないでいく大切さ

まっすぐに目標へ着実と歩みを進める姿に、衝撃と勇気をもらいました。
実現まで何十年かかっても、この地域のためになるようやり遂げるその思いの強さは、
私たちが目標としている姿でもあります。

私たちは、食の大切さを伝えたいという思いがあります。
田んぼのお仕事をして、そして食からつながっている食器など身の回りのものに目を向けてほしい。そして家族で仲良く楽しい時間を持ってほしい。
想いのある鯉江さんだからこそ、静岡県内の皆さんにお茶碗作り体験をしてもらい、ものづくりの楽しさを知ってほしい。
常滑市ではじまった世界にひとつだけのお茶碗づくりを、私たちのどろんこ祭りの一環として体験できる機会をいただけたのは、本当にうれしいことです。

ぜひぜひお楽しみにお待ち下さい♪

続く。

7月4日 陶芸体験募集中♪
↓申込みはこちらから↓
https://ws.formzu.net/fgen/S53125508/
※写真は2年目の稲♪田んぼは迷路みたいで、こどもたちの大冒険でした

TOKONAMESTORE
http://tokonamestore.com/
《陶芸体験について》
この陶芸体験は、【たたら成形】という技術を用いた陶芸体験です。山源陶苑が手がけるブランド「MOM kitchen」で実際に使っているお茶碗型に粘土を押し当てて、好みの装飾を施すことができます。小さなお子様も簡単に楽しむことができる成形なので、ぜひお楽しみにお越しください。(当日、色を7色から選べます)
詳細はこちらをクリック♪

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